1988-12-16 第113回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
一つは、過密ダイヤのため、運転士にはダイヤの乱れを回復するため、先行電車との間隔をなるべく詰めようとする意識が運転操作に影響を及ぼしたという点と、もう一点は、事故現場は以前から衝突事故の危険性が指摘され、かつ保安設備、ATS等は不十分だということが述べられていますが、六日の質問で、それ以後八年間、この指摘についてほとんど何らの改善がなされなかったというところに重要な背景の問題があるのではないかということを
一つは、過密ダイヤのため、運転士にはダイヤの乱れを回復するため、先行電車との間隔をなるべく詰めようとする意識が運転操作に影響を及ぼしたという点と、もう一点は、事故現場は以前から衝突事故の危険性が指摘され、かつ保安設備、ATS等は不十分だということが述べられていますが、六日の質問で、それ以後八年間、この指摘についてほとんど何らの改善がなされなかったというところに重要な背景の問題があるのではないかということを
しかしながら、他方、中央線等の国電運転士には、ダイヤの密度が高いにもかかわらず、定時運転確保の強い要請があり、本件においても、ダイヤの乱れを回復すべく先行電車との間隔をなるべくつめようとする意識が被告人の前記運転操作に影響を及ぼしており、単なる暴走等とは異なる点がある こういうことを言っているわけですね、一つの問題として。
二点ばかり取り上げますけれども、一つは、「中央線等の国電運転士には、ダイヤの密度が高いにもかかわらず、定時運転確保の強い要請があり、本件においても、ダイヤの乱れを回復すべく先行電車との間隔をなるべくつめようとする意識が被告人の前記運転操作に影響を及ぼしており、単なる暴走等とは異なる点がある。」ということを判決文は言っているのですね。
ところが、当該乗務員はATSの故障ではないかと思って、警報ベルの鳴動に気をとられているうちに、信号機の消灯——停止信号と同じ扱いというふうに部内できめております——を確認しないで運転して、船橋駅構内に停止しておりました先行の第六二二C電車を前方に認めたため、非常ブレーキをとったのでありますが、間に合わずに先行電車に追突して先刻の事故が発生いたしたというふうに私たち推定いたしております。
そうしたら大宮駅に着いたら、停電事故のために先行電車が詰まっておりますからしばらくお待ちください。そこでダイヤはそれから先めちゃめちゃになって、上野到着が十分か十五分くらいおくれました。総武線と常磐線だけの停電でもって東北・高崎線にもこういう影響が及ぶようになっているのかどうか。それとも東北・高崎線にも停電があったのかどうか、その点はどうなんでしょう。
ただいままでの調査によりますと、先行の第六一一C電車は、船橋駅に二分おくれで到着し、客扱い中であり、後続の第七一一C電車は一分おくれで船橋駅上り場内信号機の停止信号によるATSの警報表示を受け、確認扱いを行なったが、警報が鳴りやまないため確認扱いを繰り返すほか、電源スイッチの操作等をしているうち、制動時期を失し、先行電車の十ないし十五メートル地点で非常ブレーキをかけたが及ばず、十五ないし二十キロの速度